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アドバンストクオーツ -防汚性能の比較- |
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〇5種類のボディコーティング剤を加工した白色塗装板にカーボンパウダーによる汚れを付着させ、未加工の塗装板も含めて防汚性能を比較。
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未処理 |
ArkBarrier |
Bliss |
G'zox |
GlassSealant |
Advanced
Quartz |
〇試験概要
(1)試験板を脱脂洗浄後、各コーティング剤を取扱説明書に記載の手順に従って加工。
(2)硬化を促進させるため、80℃で1時間加熱。
(3)加工面にカーボンパウダーを塗布(3M社ドライガイドコート+バックアップパッド)。
〇判定
(1)コーティングをおこなっていないテスト板には、カーボン(黒色)が付着している。
(2)アドバンストクオーツ(AQ)を除く各テスト板には、加工面にカーボンが付着している。
(3)AQのテスト板は、カーボンがほとんど残ることなく塗装本来の白色が現れている。
〇結論
各コーティング剤の防汚性能はアドバンストクオーツに比べ著しく劣り、未加工のものと大差ないことが分かる。すなわち「防汚効果」に関する限り、コーティングをしてもしなくてもあまり変わりがないということが言えます。
この結果は、アドバンストクオーツ以外のコーティング剤が、ガラスなどの無機材料ではなく、メチルシロキサン(=シリコーン樹脂)で構成されており、塗装で使用されている樹脂と広い意味で同種の有機材料であることに起因していると推測されます。 |
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